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第2回目 脂質異常について
大阪府門真市にある佐野医院の佐野です。ブログをご覧頂きありがとうございます。
では、早速初めて行きます。
春や秋の健康診断シーズンが終わると、「検診の結果用紙を持って…」と来院される患者さんが一気に増えます。その中でも、高血圧と並んで圧倒的に多いのが「脂質異常症(コレステロールや中性脂肪の異常)」です。
「要精密検査」や「要治療」という判定を見て、ドキッとした方も多いのではないでしょうか。 今回は、なぜ自覚症状がないのにコレステロールを下げなければいけないのか、その理由を分かりやすく解説します。
■ 「脂質異常症」ってどんな状態?
簡単に言うと、血液中の油分(コレステロールや中性脂肪)が多すぎる、またはバランスが崩れている状態のことです。
健診結果で見るべきポイントは主に3つあります。
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LDL(悪玉)コレステロール: 増えすぎると血管の壁に溜まって血管を詰まらせます。
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HDL(善玉)コレステロール: 余分な油分を回収してくる掃除屋さん。少なすぎると困ります。
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トリグリセライド(中性脂肪): 多すぎると悪玉をさらに悪質化させます。
よく「悪玉が高い」と言われますが、まさに血液がドロドロになりやすい状態を指しています。
■ なぜ症状がないのに治療が必要なのか?
脂質異常症の最大の厄介な点は、「どれだけ数値が悪くても、全く痛くも痒くもない」ということです。
しかし、自覚症状がない間も、ドロドロの血液は24時間365日、血管にダメージを与え続けています。油分が血管の壁にこびりつき、血管が硬く、狭くなっていく現象――これが「動脈硬化」です。
これを放置してしまうと、ある日突然、血管が詰まって取り返しのつかない事態を引き起こします。
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脳の血管が詰まれば ⇒ 脳梗塞
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心臓の血管が詰まれば ⇒ 心筋梗塞
「症状がないから大丈夫」ではなく、「将来の大病を予防するために、今数字をコントロールする」のが脂質異常症の治療の本質です。
■ まずは何から始める?
「すぐに薬を飲まされるのでは…」と不安に思う必要はありません。 明らかな高リスクである場合を除き、基本はまず生活習慣の見直しからスタートします。
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食事のバランス: 脂っこいものや甘いものを控え、野菜や魚(EPA・DHA)を意識して摂る
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適度な運動: 1日30分程度のウォーキングなど、有酸素運動を習慣にする
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禁煙と節酒: タバコは動脈硬化を爆発的に加速させるため、禁煙が最優先です
これらを3ヶ月ほど続けてみて、それでも数値が改善しない場合や、すでに動脈硬化のリスクが高い場合に、初めてお薬の力を借りることを検討します。
■ ひとりで悩まず、まずは検診結果をお持ちください
健康診断の結果は、身体からの「ちょっと生活を見直してみて」というサインです。 数値の基準は、年齢や性別、他に持病(高血圧や糖尿病)があるかによって、一人ひとり異なります。
「私の数値って、本当に危ないの?」「何から始めたらいい?」と迷ったら、まずは結果用紙をそのまま持って、当院に気軽にご相談ください。あなたのライフスタイルに合わせた無理のない対策を、一緒に考えていきましょう。
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